2年ぶりくらいにWebのお仕事を再開しているんですが、とりあえずスキルを磨くために「Webライティング」のイベントに参加してきました。
以前は「ラインティグ」って苦手意識があったのですが、実はそれを少しでも払拭するためにこの「ブログ」を始めた訳です。
今ではそんなに苦手意識はないんですが、自己流で好きなように書いていたので、世間一般のスキルを知りたいと思っていた矢先にtwitterでこのセミナーを知り、速攻申し込みました。
設計思考で書く「2011年型Webライティング」のイベント紹介ページでは http://www.opencu.com/events/she-ji-si-kao-shu-2011nian
「文才」と「経験則」からの脱出!
ブログやソーシャルメディアの盛り上がりを背景に、Web制作やサイト運営において、テキストの役割が再評価されています。
しかしながら、「どう書けばいいの?」「紙とどう違う?」「誰に頼んだらいいんだ?」「クオリティの担保が難しい」「おれ、文才無いしなあ…」と、
企業のWeb更新担当者、ライター、Webディレクター…各レイヤーに明確な答えや体系的な理論がないまま、現在に至っている…というのが現状です。そこで、今回は日夜、魅力的なテキストを配信し続けるWebメディア「ライフハッカー」と、紙、Web、イベントと、横断的にテキスト表現を展開するコピーライター事務所「Rockaku」とがコラボレーション。「2011年型Webライティング」を体系化し、そのノウハウをシェアするセミナーを開催します。
最初はちょっと大げさな表現にみえたのですが、結論からいうと分かりやすくポイントを説明してくれてとってもためになりました!
なので忘れないうちにポイントをメモしておきます。
◎<設計思考で書こう>「文才」と「経験則」からの脱出!
- 文章をかく仕事に必要なのは「文才」や「センス」や「経験」ではなく、文章の構造を理解して「設計する力」があれば大丈夫!
- 「設計力」とは人に伝わる表現方法のこと。
- 特にWebライティングでは検索から読まれるテキスト、テキストを経由してアクションする導線、情報のシェアのされ方を理解して言葉を組み立てる必要性がある。
◎<WorkShop:レシピライティング>カレーのレシピから学ぶ情報整理と文構造
- カレーを言葉で表現するために、カレーのレシピを使って言葉を分解。
- 材料、調味料、手順など必要な言葉や行動を分解して、分類して並べると不思議と分かりやすいものになるというのを実践!
◎<15文字の設計>全ては「見出し=トピックス」につながっている
- 見出しに使う単語は具体性が高いほど伝達力が増す。
- 見出しとは本文のラベル。具体的なキーワードを配置するだけでOK。
- 数字はインパクト有るので、印象的な数字をいれるとよい。
- 言葉の組み合わせを有り得ないものにするとインパクトが高い。
- 見出しのテクニックすべては、本文を読んでもらうための工夫。
◎<Webネーミング>設計思考で発想・評価する名前の付け方
- ネーミングの成功とは「流通と定着」である。
- ネーミングを評価する要素は、「サウンド(いいやすさ、ききやすさ)」「コンセプト(意味が伝わるか)」「フォルム(グラフィックにしたときの美しさ)」
- ネーミングするときのポイントとして「表記の揺れをさける。」「モバイルやガジェットでも入力しやすく。」「略されることを設計にいれる。」
◎<言霊と略語>~Webにおける言葉の流通
- 言霊と略語とは言葉の「歴史の総量(キャリア)」で決まる。
- 「ファミリーコンピュータ」⇒「ファミコン」、「スーパーファミコン」⇒「スーファミ」すでにコンピュータの要素はどこにも無し。でも通じる。
◎ピクセルリーディング アンダー300ライティングのすすめ
- 300文字以下でまとめると、案外読みやすい
- やり方は「300文字の制限を設定する」「伝えるべき単語を選ぶ」「Webの情報構造と対比させながら組み立てる。」
参加されていない方でもUstのアーカイブがあるので、ご興味があれば是非ご覧ください。かなり勉強になりますよ!
設計思考で書く「2011年型Webライティング」のUst放送アーカイブ
http://www.lifehacker.jp/2011/04/110405rokkaku.html